奄美群島(あまみぐんとう)

奄美群島(あまみぐんとう)は、南西諸島の内薩南諸島南部にある島嶼群である。

鹿児島県奄美市および大島郡の区域をいう。「奄美群島」が正式名称であるが、奄美諸島(あまみしょとう)が用いられることもある。

気候は全体が亜熱帯に属し、珍しい生き物も多数生息する。

初めて文献上に現れたのは『日本書紀』で、斉明天皇3年(657年)条に「海見嶋」とある。682年に「阿麻弥人」、714年には『続日本紀』に「奄美」との表記がある。

名称の由来については、今なお不明な点が多い。

伝承では琉球王国の創世神話に登場する「アマミキヨ」(アマミコ、阿麻弥姑)神に由来するとされる。ただし琉球王国の神話や「アマミキヨ」の起源は文献上10世紀から13世紀の間までしか遡れず、7世紀には日本列島の中央政権にその名称と存在が知られていたこととは時間的な開きが生じている。

また「アマミキヨ」の名称使用自体が沖縄本島周辺に限られており、奄美群島では「テルクミ」の名称で伝わっている(沖縄本島に隣接する与論島では「アマミキヨ」)。

これらの事を含めて「アマミキヨ」とは奄美そのものを指し、琉球王国の成立には奄美勢力の南下、又は奄美を経由した本土勢力が深く関わっていたのではないかと指摘する研究者もいる[誰?]。

「アマミキヨ」降臨の地とされる「アマンデー」(奄美嶽、海見嶽)もその立地条件や奄美群島北部には希少な御嶽的存在であり、それらが琉球王国の聖地とされる「斎場御嶽」と酷似しているため琉球領時代に持ち込まれた伝承とも言われている。

長らく「奄美諸島」「奄美群島」と2通りの呼称があったが、2010年2月15日に日本政府の国土地理院(地名等の統一に関する連絡協議会)は「奄美群島」を決定地名に採用した。 

地理

面積:1240.28km2(一部境界線未定地域あり)

人口:121,266人(2008年9月1日現在)

構成:1市9町2村(2006年3月20日、名瀬市・笠利町・住用村が合併して奄美市が発足)

フリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)引用

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