死霊の憑依を受けてトランスに入り、第一人称でその託宣を述べるものを一般に口寄せ巫女と称する。
南西諸島において口寄せ巫女としての巫儀を展開している呪術宗教職能者をユタと呼ぶ。
※画像は有名ユタ、渡久山さん本人の了承を得て使用しております
ユタになったものは必ず原因不明の病気が随伴するカミダーリィと呼ばれる状態を通過体験しなければならない。
このカミダーリィは、巫病の性格・内容を典型的に備えたもので、カミダーリィとなった者は悩み悩んだ末、ついにユタに運命判断を求め、ユタになる道順の手ほどきを受けるうち成巫する。
ユタという職能者の成立についてはノロなど神人から分化したという考えが多いようです